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中小企業診断士を取っても仕事がないと言われる理由3つ【解決策あり】

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中小企業診断士の資格を取って独立したいと考えていますが、「仕事がない」との声を耳にするので不安です。実際はどうなんですか?

このような疑問に、現役の中小企業診断士が答えます。

中小企業診断士は、独占業務がないことなどから「仕事がない」というイメージを持たれがちです。

結論から言うと、そんなことはありません。普通に仕事はあります。ただし、人による仕事量の差が大きく、ただ待っているだけでは仕事にありつけません

この記事では、中小企業診断士協会に入って活動している私の経験をもとに、以下の内容をお話しします。

  • 中小企業診断士は「仕事がない」と言われる理由3つ
  • 「仕事がない」人の本当の理由3つ
  • 「仕事がない」から脱却する方法

ぜひ参考にしてください。

花月諒(イラスト)

執筆者:花月 諒(中小企業診断士)

通信講座と独自の二次試験解法を用いて、約200時間の学習で中小企業診断士試験に一発合格。効率の良い勉強法や合格をつかむマインドを発信。福岡県中小企業診断士協会所属。

中小企業診断士試験に効率よく合格できる勉強法を知りたい方は、以下の記事から先に読んでいただけると、本記事の理解がより深まります。

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目次

中小企業診断士は「仕事がない」と言われる理由3つ

よく言われる理由は、以下3つです。

  • 独占業務がないから
  • 具体的な仕事のイメージがわかないから
  • 自己研鑽のイメージが強いから

それぞれについて、くわしく説明します。

独占業務がないから

中小企業診断士には独占業務がありません。

独占業務とは、その資格を持った人しかできないと法律で定められた業務のことです。たとえば、家を借りる時に毎回受ける「重要事項説明」は、宅地建物取引士の独占業務の1つです。

独占業務がない=安定して獲得できる仕事がない、というイメージを持つ方が少なくありません。

具体的な仕事のイメージがわかないから

他の士業と比べて、具体的に何をするかのイメージがわきづらいのも「仕事がない」ように見える一因です。

確かに、中小企業診断士には、会計士における会計監査、税理士における税務申告のように「これ」とイメージしやすい仕事がありません。

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裏を返せば、どのような仕事にも取り組める、自由度が高い士業とも言えます。

自己研鑽のイメージが強いから

中小企業診断士の取得を、会社員の自己研鑽の一環だと捉えている人も少なくありません。

実際、『中小企業診断士活動状況アンケート(2020年5月)』によると、約46%の中小企業診断士が、民間企業などで勤務する「企業内診断士」とのことです。

取った後に特に何も活動していなかったり、周りにも企業内診断士が多い環境だと、「独立しても仕事は取れない」というイメージを抱きやすくなるでしょう。

以上が「中小企業診断士は仕事がない」と言われる際によく耳にする理由です。

ただ、これらのいずれの理由も、実体験を伴わないイメージ論にすぎません

「仕事がない」ことの本当の理由は、資格ではなく個人の思考や行動にあります。次章でくわしく説明します。

中小企業診断士で「仕事がない人」の本当の理由

「中小企業診断士の資格を取ったのに、仕事がない――」

こう嘆く方は少なくありません。しかし、残念ながら、そのほとんどは「仕事がない」のではなく、「仕事を得るための行動をしていない」だけです。

かつての私も、まさにそうでした。資格を取得したことで、どこか安心してしまい、「そのうち誰かが声をかけてくれるのでは」と受け身の姿勢になっていたのです。

気づけば、平日は会社の仕事だけをこなし、終業後は「今日は疲れたから」「情報収集は明日でいいか」と自分に言い訳をして、何もしないまま一日が終わっていく。

そんな日々を繰り返していても、仕事のチャンスが転がり込んでくるはずがありません。

これは中小企業診断士に限った話ではありません。弁護士や公認会計士といった難関資格であっても、今の時代は“資格を取っただけ”で安泰ということはありません

かげつ

仕事がないのではなく、行動していないのです。この厳しい現実を直視しないまま、嘆くだけで現状が変わることはありません。

では、どんな行動を取ればいいのか?次章では、実際に私が仕事を獲得していると感じた中小企業診断士たちに共通する「具体的な行動習慣」を紹介します。

中小企業診断士が「仕事がない」から脱却するには

自身の経験や、周りで稼いでいる診断士を見ると、以下の3つが大切に思います。

  • 自分の専門領域を明確にする
  • 自ら情報を発信する
  • 人脈を広げる

それぞれくわしく解説します。

自分の専門領域を明確にする

中小企業診断士の資格は、それ単体では何ら専門性を示すことができません。経営に関する基本的な素養を広く身につけていることを担保するに過ぎないからです。

まずは「芸」となる専門領域を作る必要があります。それらをかけ合わせて、自分自身を売り込む(または自分が作り出した商品を売り込む)自己プロデュース力が求められます。

自己プロデュースの重要性や具体的なやり方については、以下の本が参考になります。

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自ら情報を発信する

前述の通り、ただ受け身で待っているだけで仕事が降ってくることは、中小企業診断士の世界ではありません。

ですから、自分の持っている知識や経験を外部に発信し、人に見つけてもらう努力を重ねなければなりません。

今は個人が手軽に情報発信できる時代になりました。インターネット上の情報はまさに玉石混交。そんな中、実名で活動する士業の信頼性は大きな差別化要素になります。

まずはブログから、慣れてきたらSNS、note、YouTubeなどを活用してみてはいかがでしょうか。

人脈を広げる

中小企業診断士は横のつながりが円滑な世界に感じます。

私が入っている福岡県中小企業診断士協会では、研究会や同好会などの活動が盛んに行われているほか、協会主催の交流イベントも多いです。

そうした場で生まれたご縁が、仕事につながった経験もたくさんあります。

一方的に「仕事をください!」というスタンスで臨んだり、集めた名刺をみて満足するだけになったりするのはダメですが、仕事をバリバリこなしている人は、大抵、こうした交流の場には顔を出しています。

中小企業診断士は、行動力次第で青天井の世界

今回は、「中小企業診断士は仕事がない」と言われる背景について解説しました。

確かに、独占業務がない、自己啓発目的の取得者が多い、といった理由でそう言われることはあります。

しかし、そうした話の多くは実体験に基づいたものではなく、イメージやネット上の情報に過ぎないことが多いと感じます。鵜呑みにする必要はありません。

本当に大切なのは、「行動しているかどうか」です。自分をどうプロデュースするか、どんな情報を発信するか、誰とつながるか――。

そういった小さな積み重ねが、やがて仕事となり、収入や信頼に変わっていきます。

そして、中小企業診断士という資格には、独占業務がないからこその“自由さ”があります。

言い換えれば、あなたの行動力次第で、なんでも仕事にできるということ。収入も働き方も、自分次第でいくらでも切り拓ける、そんなポテンシャルを秘めた資格だと思います。

だからこそ、資格の枠にとらわれすぎず、視野を広く持って動いてみてください。その一歩が、あなたの未来を大きく変えていくはずです!

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