知らないと損!中小企業診断士の勉強費用を安く抑える3つの方法【会社員向け】

中小企業診断士の勉強にかかる費用を安く抑えるコツを3つ紹介します。

中小企業診断士は、経営全般の知識を広く持つことを示せる国家資格であり、キャリアアップや独立の足がかりとしても注目されています。しかし試験の出題範囲は広く、勉強の費用も決して安くありません。

勉強を始める方にとって、費用負担はネックになります。小さなお子さまがいらっしゃる方などが、なるべくコストを抑えて合格を目指したいと考えるのは当然のことです。

本記事では、中小企業診断士の勉強費用を安く抑える具体的な方法を解説しつつ、費用を節約する際に注意すべきポイントについてもお話しします。特に会社員の方に役立つ内容です。

花月諒(イラスト)

執筆者:花月 諒(中小企業診断士)

通信講座と独自の二次試験解法を用いて、約200時間の学習で中小企業診断士試験に一発合格。効率の良い勉強法や合格をつかむマインドを発信。2024年より株式会社あおいFASで、中小企業向けの事業再生支援やM&Aに従事。福岡県中小企業診断士協会所属。

勉強を始める前に知りたかった!と私が思ったポイントを詰めこんでいます。ぜひ最後まで読んでください。

中小企業診断士試験に効率よく合格できる勉強法を知りたい方は、以下の記事から先に読んでいただけると、本記事の理解がより深まるかと思います。

目次

中小企業診断士の勉強にかかる費用

中小企業診断士試験の勉強には、以下のような費用がかかります。

項目費用の相場
受験料一次試験:13,000円
二次試験:17,200円
教材費10,000円~100,000円
-市販テキスト、過去問など
講座受講料50,000円~500,000円
-予備校、通信講座など
模試・問題集代10,000円~50,000円
中小企業診断士の勉強にかかる費用

合計すると、自己学習でも3〜5万円、予備校に行くと20〜50万円程度かかるのが一般的です。しかし、工夫次第でこの費用を大幅に抑えることが可能です。

中小企業診断士の勉強費用を安くおさえる3つのコツ

私がおすすめするのは以下3つです。

  • 職場の補助制度を活用する
  • 教育訓練給付制度を活用する
  • 通信講座を利用し受講料を抑える

それぞれについてくわしくお話しします。

① 職場の補助制度を活用する

会社によっては、従業員のスキルアップを支援するために資格取得支援制度を設けています。テキストの購入費用や予備校・通信講座の受講料を補助する内容のものが多いです。まずは勤務先の補助制度を確認しましょう。

銀行など企業経営との関わりが深い業界では、中小企業診断士合格者に対し報奨金を出している企業もあります。たとえば、静岡県の清水銀行では合格者に300,000円を支給しています。

参考:人的資本の充実に向けた人事制度改定について(株式会社清水銀行)

また金融機関の中には、養成課程(自腹だと約200万円の学費が必要!)に社員を派遣する制度を設けている場合もあります。

かげつ

私も中小企業診断士を取った当時、勤務先(コンサルティング会社)の補助制度を使い、通信講座の受講料を全額出してもらいました。

② 教育訓練給付制度を活用する

お勤め先に補助制度がなくても使えるのが、厚生労働省が管轄している教育訓練給付制度です。

教育訓練給付制度とは、働く方々の主体的な能力開発やキャリア形成を支援し、雇用の安定と就職の促進を図ることを目的として、厚生労働大臣が指定する教育訓練を修了した際に、教育訓練経費の一部が支給されるものです。

教育訓練給付制度(厚生労働省Webサイト)

教育訓練給付制度の概要
教育訓練給付制度の概要(厚生労働省Webサイトより引用)

教育訓練給付制度を使えば、予備校や通信講座の受講料の20%(上限10万円)の補助が出ます。ただし利用にあたっては、以下3つの点に注意が必要です。

利用には条件がある

教育訓練給付を受けるには、雇用保険の加入期間などの条件があります。

教育訓練給付制度の利用要件
教育訓練給付制度の利用条件(厚生労働省Webサイトより引用)
かげつ

簡単にいうと、これまでに給付を受けたことがなく、1年以上雇用保険に加入している方なら、給付を受けられます。自分が給付要件を満たしているかは、ハローワークで教えてもらえます。

対象講座に申し込む必要がある

すべての予備校や通信講座が、教育訓練給付制度の対象になっているわけではありません。各社のWebサイトから【教育訓練給付対象】などの記載があるコースを申し込まなければなりません。

制度の対象講座は「教育訓練給付検索システム」で調べられます。

給付を受けるには「修了」が必要

ただ対象講座に申し込むだけでは、給付金はもらえません。各予備校や通信講座が定めた基準をクリアして「修了」と認定されることが必要です。

以上のことに気をつければ、教育訓練給付は勉強のコスト削減に非常に役立つ制度です。

かげつ

私は勉強していた当時、条件をすべて満たしていたのですが、制度の存在を知らず損をしました。雇用保険は従業員も保険料を負担していますし、便利な制度は使い倒しましょう!

③ 通信講座を利用し受講料をおさえる

TAC、LECなど予備校への通学に比べて、通信講座は価格が抑えられているためコスト削減に有効です。

講座名価格帯特徴
診断士ゼミナール約30,000円実質負担額は業界最安水準
スタディング約50,000円AIを使った学習補助機能が充実
クレアール約100,000円コースが豊富、二次試験添削指導あり
主な通信講座

※価格はコースや時期によって異なります。上の表では、合格祝い金等を考慮したおおよその実質負担額を掲載しています。詳細は必ず各社のWebサイトにてご確認ください。

通信講座は場所や時間を選ばずに勉強できるため勉強の効率が良い反面、強制力が働かないため自己管理能力が必要になります。それぞれのメリット、デメリットをよく考えて選びましょう。

表に挙げた3社はそれぞれ特長が異なります。診断士ゼミナールは価格の安さと3年間の受講延長制度がウリです。スタディングは上場企業のKIYOラーニング社が運営する通信講座で、AIを活用した学習補助機能に強みがあります。クレアールは業歴が長く、大手予備校に近い品質の講座をリーズナブルに受けられます。

ちなみに私は、職場から受講料やテキスト代を全額出してもらい、使った通信講座(スタディング)から合格祝い金をもらい、かつテキストをメルカリで売ったので、結果として3万円くらいの黒字になりました

費用を安くおさえる際の注意点

勉強の費用を節約する際には、以下の2点に気をつけましょう。

①時間もコストであることを忘れない

お金の節約ばかりを優先すると、時間が長引き、結果として時間を含めた総コストが高まります。ブログやYouTubeの動画、市販テキストだけで勉強するのは学習の効率が悪く、予備校や通信講座と比べて百時間単位の差が生まれることもあります。

かげつ

時間も貴重な資産です。表面的な金額だけで判断しない方が良いでしょう。

② 中古テキストの購入は避ける

メルカリなどで中古のテキストや問題集を買えば安上がりと考える方もいるかもしれませんが、法改正や出題範囲の変更により、古いテキストを使うと誤った知識を身につけてしまうリスクがあります。特に一次試験の経営法務などは法改正の影響を受けやすいので注意が必要です。

まとめ

今回は中小企業診断士の勉強にかかる費用をおさえるコツとして以下の3つを紹介しました。

  • 職場の補助制度を活用する
  • 教育訓練給付制度を活用する
  • 通信講座を利用し受講料を抑える

まずは勤務先に補助制度があるかを確認し、無ければ教育訓練給付制度の対象講座を探しましょう。通信講座を検討している方は、各社の無料体験講座を試すと、自分に合った講座が見つかるでしょう。

この記事を読んだ皆さまが、限られた時間の中で、効率よく勉強を進めて合格をつかむことを願っています。

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