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公務員に中小企業診断士の免除はある?気になる制度と学び方をやさしく解説

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公務員は中小企業診断士の試験免除を受けられる?
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中小企業診断士の試験、全部受けるのは大変そう。公務員には何か免除制度があるのかな?

そんなふうに感じて、本記事を開いてくださったのではないでしょうか。

先に結論をお伝えすると、現在の中小企業診断士試験において、公務員であれば適用される免除制度はありません。

しかし、公務員試験や職務経験を通じて得た知識やスキルは、中小企業診断士の学習・活動に大きく活かせます

この記事では、現在の免除制度をわかりやすくご紹介するとともに、公務員の方が中小企業診断士を目指す上で知っておきたいポイントを丁寧にお伝えしていきます。

花月諒(イラスト)

執筆者:花月 諒(中小企業診断士)

通信講座と独自の二次試験解法を用いて、約200時間の学習で中小企業診断士試験に一発合格。効率の良い勉強法や合格をつかむマインドを発信。福岡県中小企業診断士協会所属。

中小企業診断士試験に効率よく合格できる勉強法を知りたい方は、以下の記事から先に読んでいただけると、本記事の理解がより深まります。

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目次

中小企業診断士試験|公務員が使える免除制度の概要

まずは中小企業診断士試験の免除制度を解説します。中小企業診断士登録までに必要な以下3つのステップに分けて解説します。

  • 一次試験
  • 二次試験
  • 実務補習/実務従事

公務員が使える中小企業診断士一次試験の免除

まず一次試験についてです。

かつては、中小企業診断士試験に「特定の公務員は一次試験を免除できる」といった制度が存在していました。ですが、現在はその制度は廃止されています。

では、どんな場合に一次試験が免除されるのかというと、主に以下の2つです。

  1. 科目合格による免除
  2. 他資格等保有による免除

「1.科目合格による免除」は中小企業診断士の一次試験独特の制度です。

簡単に説明すると、60点以上を取った科目は「科目合格」扱いとなり、翌年度、翌々年度の2か年の受験を免除できるという制度です。

「2.他資格等保有による免除」は、一定の国家資格や学位を持つ方が、一部科目の受験を免除できる仕組みです。

たとえば、経済学博士の方が「経済学・経済政策」を免除できたり、税理士の方が「財務・会計」を免除できたりします。

かげつ

免除を適用するには事前の申請が必要です。

この2つ以外に一次試験の免除制度はなく、公務員というだけでは免除になりません。

制度は年度によって変更されることもあるため、必ず最新の試験案内(中小企業診断士協会連合会のWebサイト)を確認しましょう。

公務員が使える中小企業診断士二次試験の免除

次に二次試験についてです。こちらはもっとシンプルで、そもそも免除制度が存在しません

ただし免除と近い制度として「中小企業診断士登録養成課程」という専門プログラムを修了すれば、二次試験と、後述する実務補習または実務従事をパスできる制度があります。

登録養成課程は、受講料や通学の負担はあるものの、確実に診断士登録まで進めるルートです。もし時間的・金銭的に余裕があり、体系的に学びたい方であれば、検討の価値があります。

公務員が使える実務補習・実務従事の免除

中小企業診断士として登録するには、二次試験合格後に15日間の実務補習を修了する必要があります。実務補習は中小企業診断士協会や民間企業が主催しており、お金を払って参加します。

なお、普段から中小企業に対する助言・診断等の業務に従事している方の場合、職場に証明書を発行してもらい「実務従事」要件を満たすことで、実務補習に代えることができます

公務員の場合でも、業務の内容によってはこの「実務従事」を満たせる場合があります。以下の記事は、取得後の実務従事について書かれたものですが、参考になる部分が多いです。

地方公務員診断士の実務従事byタイニー(タキプロ)

産業政策部門や、中小企業向けの補助金事業などに携わっている方は、ご自身の職務が実務要件に該当するか、近隣の中小企業診断士協会などに問い合わせてみると良いでしょう。

公務員の免除はないが、活かせる部分はある

免除制度がないとはいえ、公務員の試験勉強や働き方は、中小企業診断士の学習・実務において確かな強みになります。

たとえば以下のような点が挙げられます。

  • 一次試験の一部科目(経済学・経済政策など)は、公務員試験と出題内容が重なる
  • 公務員は試験勉強のリズムに慣れており、計画的な学習が得意な人が多い
  • 業務に余裕のある部署であれば、平日の夜や休日に安定して勉強時間が取れる

これ以外にも、公務員が中小企業診断士の資格を取ることには様々なメリットがあります。以下の記事でくわしく解説しているので、よかったら合わせてご覧ください!

また中小企業診断士の資格は、公務員から民間企業に転職する足掛かりにもなります。こちらについても記事を書いているので、ぜひご覧ください。

おわりに

今回は、中小企業診断士の試験における公務員の免除制度の有無について紹介しました。

免除制度があるかどうかを調べる、その行動の背景には、きっと「何かを変えたい」「もっと広く活躍したい」という前向きな気持ちがあるのだろうと推察します。

たとえ制度としての特別な優遇がなくても、公務員としての経験と診断士の知識は、必ずどこかで誰かの役に立ちます

自分のペースで構いません。興味を持った今この瞬間こそ、何かを始めるきっかけにしてみませんか?その一歩を、私は心から応援しています。

中小企業診断士を目指そうと少しでも思ったら、今日から勉強を始めてください。厳しい言い方ですが「いつか落ち着いたら」と考えている人に「いつか」は訪れません。

以下の記事では、私が200時間で合格した勉強法を余すことなく解説しています。今日から合格に向けた一歩を踏み出してください!

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